Proms in the park イギリス版 紅白歌合戦 

ロンドン

「イギリスにも紅白歌合戦ってあるの?」と思ったそこのあなた。
あるんです!!しかも野外で!!

今回ご紹介するのは、
世界最大のクラシック音楽祭Proms(プロムス)の最終日に行われる野外ライブ
「Proms in the park」です。

Wikipediaさんによりますと、Promsはなんと1895年に始まった歴史ある音楽祭とのこと。
毎年7月中旬~9月中旬にかけて約2か月間、100以上の音楽イベントが行われています。

人気の公演はチケットがとりづらく、イギリス人にとっても憧れのイベントです。
ロイヤルアルバートホールというホールで、期間中毎日コンサートが行われています。

私もベートーベンの第九を聞きにロイヤルアルバートホールにちょっぴり正装をして足を運んだことがあります。
それはそれで厳かな雰囲気とプロの演奏にめちゃめちゃ感動したのですが、今回はもっとカジュアルにこのPromsを楽しめる方法をご紹介します。

Proms in the parkは、ロンドンの中心にあるみんなの憩いの場所、Hyde parkで行われます。

こんな感じで、公園内いっぱいに人が集まります。イギリス国旗ユニオンジャックモチーフのものを持っている人がいっぱいです。「国民的イベント感」がすごいですよね!!なんか紅白っぽさ感じませんか。

Proms in the parkは、食べ物、飲み物の持ち込みは自由です(ただ、瓶だけはダメだったと思います)。公園内には屋台も出ているので、手ぶらで行っても困りません。

Proms in the parkは、ロイヤルアルバートホールのPromsと違って、席が決まっていません。
とにかく早く行って開場前の行列に並べばいい席がとれます。私の場合は、優しい優しいお友達が朝から並んでくれて、2018年、2019年とステージ前の最高の席で楽しむことができました。

持つべきものは友!!

こんな感じ!!ばっちり見えます。
てぶらで大丈夫と伝えましたが、キャンプ用の椅子だけは持参しておいた方が、長い時間楽しめていいと思います。

こちらは2019年の動画ですが、トップバッターはイタリア人のオペラ歌手の方でした。
始めてオペラを生で聞きましたが、ただただ感動!!!さすがプロムスというレベルの高さです。



ウエストエンドで人気のミュージカルもPromsで聞くことができます。
2019年は私が大好きなレミゼラブルと、その年めちゃくちゃ流行ったハミルトンでした。
どちらも最高!!! 

レミゼラブル。動画見るだけで涙がでそうです。

ハミルトン。ちょっとおバカな王子様にみんな大爆笑です。

そして中盤になってくると、大御所の歌手が続々と出てきます。

ボニータイラーのヒーロー!
68歳がリフトからの大熱唱!大黒摩季的なパワフルさを感じます。


バリーマニローのコパカバーナ!

マニローさんのお名前は知らなかったけど、曲は聞いたことあるやつでしたね。
日本でいう北島三郎的な感じなのかな。大御所感がすごい。

そして、終盤になるとお客さんのテンションも最高潮!!
みんな昼から飲みまくってるので、このころにはベロンベロンになっています。
私の動画も揺れまくりですみませんww

お決まりのルールブリタニア。みんなユニオンジャックを振って大合唱します。

最後はもちろんこれ。威風堂々です。
このイベント、実施は9月なんですけど、これ聞くとなぜだか年末感を感じるんですよね。
会場の一体感が素晴らしいです。


ロイヤルアルバートホールに正装していくPromsももちろん素敵なのですが、太陽の下、美味しいお酒を飲みながら、友達や家族とわいわいはしゃいで楽しむPromsもなかなかいいですよ。

チケットも取りやすいですし、お値段もそんなに高くないので、学生さんや家族連れでも楽しめると思います! 是非行ってみてください。

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